安全な指導をするための留意点(実践編)

事故が発生した場合の対応

安全な活動のために事前準備を十分に行っても、事故が発生することがあります。そのような状況に適切に対応するため、スタッフ全員で、事前に打ち合わせておく必要があります。
つまり、事故への対応について共通認識を持ち、ぞれぞれの役割をしっかり認識をするためです。
また、総括指導者は、活動団体の現場での事故対応能力と団体本部の対策能力を把握しておくことが事故対策の重要なポイントとなります。実際に事故が発生した場合、指導者・スタッフには、その状況を迅速に判断し、的確な対応が求められます。
その事故対応能力こそが、その後の事故対応が成否を決めてきます。
事故対応能力を高めるためには、下記のような手順と準備が必要となります。
(※事故は、参加者・スタッフの生命が脅かされる事態、また、医療機関にて治療を要するケガを負った場合などを想定しています。)

●事故対策の事前準備(⇒体制・役割のチャート・図式化、連絡先・名簿等の一覧表作成)
(1)実地踏査(安全な場所の選定・危険個所のチェック・周辺の病院・警察・消防署等確認)
(2)指導体制・安全管理体制・緊急連絡体制などの構築とスタッフの共通理解、役割の周知
(3)参加者・保護者への説明会と安全教育の実施、参加者の情報・特徴把握(個人調査票)
(4)指導者・スタッフの事前打合せ、危険予知・事故対策トレーニング、全員参加・周知

●実施段階における安全管理(⇒参加者、主催者、活動エリア環境の安全管理体制の確認)
(1)気象状況、海況状況、活動エリアの状況の把握、安全用具・救急用品の確認
(2)参加者の健康状態・参加意欲・安全意識の確認、指導者・スタッフの健康状態の確認
(3)安全な活動場所の選定、参加者の活動状況の把握、活動中の安全管理体制の監視

●事故発生時の対応(⇒指導者は、冷静にその状況を判断し、迅速に救命救急処置をとる)
(1)事故の負傷者を救助し救命救急処置をする。医療機関に搬送する。
(2)救助者(指導者・スタッフ)の安全も確保することで、二次災害を防ぐ。
(状況に応じて、消防・警察等に救援・保護、救急搬送を求める)
(3)事故の負傷者以外の参加者の安全を確保する。
(安全を確保した上で活動を中断し、残りのスタッフの引率で退避行動をとる)

●事故発生後の対応(⇒負傷者やその保護者に対して誠意をもった対応が不可欠)
(1)事故の一報は、事業主催者や保護者にできるだけ速く、正確に伝えることが重要
(2)統括責任者は、事故の顛末とその後の処置を正確に記録し、関係者に伝える。
(事故発生の日時、場所、人数、氏名、性別、年齢、けがの程度、処置の内容等)


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